学習の旅 · 第2段階
なぜすべては同じ速さで落ちるのか
空気がなければ、羽根もハンマーも同じ速さで落ちます。でも、なぜでしょう。アインシュタインの答えは、重力の見方をすっかり変えました。3つのステーションで、まず自分の答えを決め、それから実験で確かめます。
ステーション 1/3
窓のないエレベーター
1907年、まだベルンの特許局で働いていたアインシュタインは、ふと気づきました。自由に落ちている人は、自分の重さを感じない。のちに彼はこれを「最も幸せな考え」と呼びました。そこから、窓のない二つの部屋を使った思考実験が生まれます。
ステーション 2/3
ゴムのシートと水星
1915年、アインシュタインの答えは完成しました。質量は時空をゆがめ、物体はそのゆがみに沿って動く。いちばん有名なたとえは、重い球を置いたゴムのシートです。この理論が最初の大きな試験に合格したのは、水星の軌道にある小さななぞでした。
ステーション 3/3
1919年の日食
重力が光を曲げるなら、太陽のすぐそばを通る星の光は、わずかに折れ曲がるはずです。そんな星が見えるのは、月が太陽を隠すときだけ。1919年5月29日の皆既日食に合わせて、イギリスの天文学者フランク・ダイソンとアーサー・エディントンは二つの観測隊を送り出しました。行き先は西アフリカ沖のプリンシペ島と、ブラジルのソブラルです。
出典:
- ウィキペディア:等価原理
- Wikipedia(英語):History of general relativity――1907年の「最も幸せな考え」
- ウィキペディア:アポロ15号――月面のハンマーと羽根
- ウィキペディア:一般相対性理論の検証
- ウィキペディア:バルカン (仮説上の惑星)
- Magdalena Kersting: Free fall in curved spacetime – how to visualise gravity in general relativity. Physics Education 54 (2019), 035008
- ウィキペディア:重力による時間の遅れ
- ウィキペディア:1919年5月29日の日食
- Luís C. B. Crispino, Daniel Kennefick: 100 years of the first experimental test of General Relativity. Nature Physics 15 (2019), arXiv:1907.10687